流しがすっきりして使いやすい、アンダーシンク型ですが取水、専用蛇口の設置など簡単な設置工事が必要になります。取り付けに自信のない人は水道工事の業者に依頼すれば2〜3万円程度でやってもらえます(依頼する際の注意)。自分で取り付けるには、多少の知識と電動ドリルなどの工具が必要ですが、思いきって挑戦してみましょう。 

【NEW 】すべてのチューブ配管の取り付け、取り外しが工具なしでワンタッチでできるクイックコネクトを採用しましたので、取り付けの作業が格段に簡単になりました。専用蛇口、給水コネクター、排水用のドレンサドルを取り付ければ、あとは工具なしで接続できます。

本体、タンク、取り付け部品一式

1) 準備する工具
2) 設置場所
3) 水道配管から浄水器への取水
4) 排水(ドレーン)
5) 専用蛇口(フォーセット)
6) 貯水タンクの取り付け
7) 浄水アセンブリーの設置
8) 逆浸透膜の取り付け
9) 配管接続
10) スタートアップ
11) メンテナンス

注意事項:

  1. 電動ドリルの取り扱いは危険を伴います。目の保護のために安全メガネは必ずつけるようにして、事故のないように十分注意してください。
  2. 作業の前には必ず給水管の根元の止水栓を閉じておきます。これを怠ると流しの下が水浸しになります。また万が一の水漏れがないことも確認しながら作業を進めてください。

1) 準備する工具 

  1. 自在レンチ
  2. ドライバー
  3. 電動ドリルと ビット12mmと6.4mm (注:電動ドリルは12mmのビットが付く
      ことを確認してください。中型以上の電動ドリルが必要です。)
  4. テフロンテープ
  5. 安全メガネ
  6. 水道配管用パッキン(13mm)

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2) 設置場所

アンダーシンク型は普通シンク(流し)の下に設置します。浄水器本体とタンクを置くことができるスペースが必要ですが、通常のシンクだとまず問題ないでしょうが、念のために製品スペックなどで寸法を確認しましょう。

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3) 水道配管から浄水器への取水

蛇口周辺またはシンクの下の給水配管に専用コネクターを付け、直径7mm程の専用ホースを使って水道給水管と浄水器をつなぎます。取水用のコネクターは給水コネクターと デリバリーバルブの2個からなっています。 

付属の専用のコネクター

給水コネクター

デリバリーバルブ(分岐&止水)

給水コネクターにデリバリーバルブを差し込んで組み立てます。

シンク下の水道蛇口までの既存配管を外します。給水コネクターセットを取り付けて、しっかり締めます。配管に付いているパッキン(通常13mm)は新しいものと交換してください。またねじ接合部についている古いテフロンテープは取り外して、新しいテープを巻きなおしてください。

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4) 排水(ドレーン)

逆浸透膜では、水を浄化するのに、浄化された水1に対して3-5程度の捨て水が発生します。この捨て水は排水管に穴をあけ、排水するようにします。

 ドレンサドル

取り付け位置は生ゴミ受けの場所からできるだけ離してください。 

上記の位置を確認しながら、排水管に1/4インチ(6.4mm)の穴をドリルで空けます。ドレーン用のチューブが通りますので、シンク下の使い勝手の邪魔にならないように、方向を考えて空けましょう。ドレーンサドルを穴の位置にあわせて取り付けます。

注意深くドレーンサドルのねじを緩みがなくなるまでしっかり締めます。締め過ぎないように気を付けて下さい。浄水器からのチューブはコネクターの奥まで差し込むだけです。

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5) 専用蛇口(フォーセット)

専用蛇口の取り付けにはシンクに12mmの穴が必要です。専用蛇口のクロームワッシャーは1.5インチまでの穴をカバーします。

セラミックあるいはエナメルの場合、

【ステップ1】最初にカーバイドグラインド穴ぐりの変速ドリルを使ってドリルビット(1cm程度)が通る大きさまで削っていきます。下の金属ベースが露出するまで削って下さい。

 



ステンレススチールの場合はここから始めます。

【ステップ2】1/4インチ(6.4mm程度)のドリルビットを使って、金属ベースに穴をあけます。ドリルはゆっくり注意深く操作してください。特に金属を貫通するときには注意が必要です。

【ステップ3】今度は12mm(7/16インチ、11.1mmのシャフトが通る穴が必要)のドリルビットを使ってステップ2を繰り返してください。

専用蛇口を穴に取り付けて、自在レンチ(あるいは手)で専用蛇口を固定しながら9/16インチナットを締めます。

(シンクに穴があけられない場合は、DIYのショップ等で販売しているブラケット等を使って蛇口を取り付けます。)

浄水された水は一旦タンクに貯められ、必要に応じて専用蛇口から出てきます。

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6) 貯水タンクの取り付け

タンクの金属ねじにテフロンテープを4-5回巻きます。プラスティックのシャットオフバルブをタンクに手でねじ込みます。締め過ぎないように気を付けて下さい。タンクは0.35-0.5kg/cm2(5-7psi)の空気圧で工場から出荷されます。

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7) 浄水器本体の固定

(オプション)
本体を置く場所を決めてください。浄水器本体の後ろにある取り付けブラケットの2つの穴で本体を壁に固定するので、ねじの位置を決めます。ユニットに同梱されている木ねじを締めます。ねじの頭は少し出た状態にしておきます。ねじに浄水システムを取り付けます。

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8) 逆浸透膜の取り付け

(すでに組み付けられて出荷されているので現在は必要なし。)

    ←挿入方向

本体の逆浸透膜の容器(ハウジングキャップ)を外します。(ハウジングキャップの先端に付いている配管パイプ部を回さないように気を付けてください。無理に回すと緩くなり水漏れがすることがあります。)

容器の端から、細い突起のある方から注意深く、完全に入りきるまで押し込んで逆浸透膜を取り付けます。

ハウジングキャップをもとに戻します。その際にはOリングに注意してください。適切にOリングが取り付けられていないと水漏れの原因になります。

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9) 配管接続

浄水器と専用蛇口、取水口、排水口、タンクをチューブで接続します。(排水は黒、それ以外は白チューブ) 専用蛇口との接続には、付属の樹脂部品(チューブ先端用プラグとフェルール)を使用します。

チューブは、保守の際(フィルター交換)の取り出しを考慮して長さを決めてください。メンテナンスの際に、上のシンクに置けると非常に便利です。必要ならチューブはシンクの使用の邪魔にならないようにナイロンの帯バンドなどで固定します。

本体に接続したチューブはしっかり奥まで差し込まれてナットがきつく締められていることを確認してください。ナットは手でなくペンチできつく締めるようにします。

【NEW 】すべてのチューブ配管の取り付け、取り外しが工具なしでワンタッチでできるクイックコネクトを採用しましたので、取り付けの作業が格段に簡単になりました。チューブを押し込むだけで接続できますので、シールの信頼性も確実です。接続の際はチューブの先端が垂直に切断されていることを確認してください。

クイックコネクトはボディー部、フレキシブルコレットとO-リングの3つの基本部品で構成されている接続部品でチューブを押し込むだけで接続とシールが完了します。取り外しもコレットを押しながらチューブを引き抜くだけで非常に簡単です。

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10) スタートアップ

水漏れのチェック
*** 配管の接続がすべて終了したら、水漏れがないか水道の元栓を開いてチェックします。その際、貯水タンクのシャットオフバルブが”OFF”(閉じた状態)になっていることを確認してください。*** 

バルブ”OFF”(閉)

バルブ”ON”(開)

数分したら、水が蛇口から少しずつ出てきます。水は最低でも30分は流してカーボンフィルターをフラッシュします。

初期のフラッシングの後、タンクのシャットオフバルブを開いて、シンクの専用蛇口を閉じます。これでタンクに水がたまっていきます。タンクがいっぱいになるのに通常2-3時間かかります。

タンクがいっぱいになったら、シンクの専用蛇口を開いて貯水タンクが空になるまで全ての水を排水します。空になったら蛇口からはわずかな水しか出てきません。

*** 最初の貯水タンクの水は使用せず必ず捨ててください。***

シンクの専用蛇口を閉じます。

これで使用の準備は完了です。

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11) メンテナンス

フィルターは6-12ヶ月毎に交換してください。(汚れがひどい、あるいは水の使用量が多い場合は6ヶ月毎。) 逆浸透膜は毎年TDSメーターで点検してください。目安として、通常TDSの除去率が85%以下まで落ちるようになったら交換します。(例、原水のTDSが100の場合、浄水のTDSが15以上になったら交換)

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