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健全な体の機能のためにはミネラルは必要不可欠です。体の中には多くのミネラルが存在します。あるミネラルは体の構造部分をなし、あるミネラルは多くの体中の反応の触媒として機能します。では、一日に体が必要とするミネラル分を飲用水からとるためにはどの程度の量を飲めばいいでしょうか。 下に示すミネラル量は健康維持のために米国のFDA(米国食品医薬品局)が推奨しているUSRDA(US Recommended Daily Allowance)と呼ばれている一日の摂取量です。この摂取量の値は米国の大人および4歳以上の子供に適用されます。 ミネラル名 USRDA(合衆国推薦1日摂取量) ミネラルウォーター中の含有量 一日に必要な飲用量 カルシウム 1000 mg 16 mg/L 62L リン 1000 mg 0.057 mg/L 17,500L 鉄分 18 mg 0.05 mg/L 360L 亜鉛 15 mg 0.1 mg/L 150L ヨウ素 150 μg 9 μg 17L 銅 2 mg 0.025 mg 80L マグネシウム 400 mg 7.7 mg/L 52L カリウム 推奨値無し 0.9mg/L − ナトリウム 推奨値無し 2.9 mg/L − クローム 推奨値無し − マンガン 推奨値無し − モリブデン 推奨値無し − セレン 推奨値無し − 注: ミネラルウォーター中の含有量は、成分表示のある栃木県塩谷郡の尚仁沢湧水のミネラルウォーターの値を使っています。成分表示のないヨウ素、銅については海の深層水の値を使用していますが、代表的なミネラルウォーターの値はかなり低くなると予想されます。 結論: これらの体に必要なミネラル分を飲用水から摂取することは現実的ではありません。基本はミネラル分は水からではなくバランスのよい食事から摂取することです。食事で明らかに不足する場合は、栄養補助食品として販売されているサプリメントの服用が効果的です。 また一部の逆浸透膜浄水器の競合メーカーが言っている、逆浸透膜浄水器はミネラル分まで取り除いてしまうので体によくないという説も根拠のない誤りです。 |
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